2016年3月6日日曜日

全ては、神様から始まり、時間と空間は、授受作用・四位基台と正分合作用から、全ての創造は、二段階の発展的四位基台(原相の創造の二段構造)によってなされた!

統一思想とくに原相の構造を学び、私の内で、出て来たタイトルです。
 まず、授受作用について、考えたいと思います。
授受作用に種類があります。
方法論 より
 統一方法論の基本的法則は「授受作用の方法」ですが、簡単に「授受法」といいます。
(一) 授受法の種類
 授受作用は、主体と対象の間の相互作用であるが、この作用にはその契機となる中心がある。そして中心がいかなるものかによって、授受作用の性格が決定される。心情を中心として授受作用が行われるとき、主体と対象が合性一体化して生じる授受作用の結果は合性体となる。ところが心情によって目的が立てられ、目的を中心として授受作用が行われる時、繁殖体または新生体が生じるのである。
 原相において、四位基台は神の属性の構造を扱った概念であるが、それは心情(または目的)を中心に、主体と対象、そして合性体(または繁殖体)からなる四位の構造である。これを時間的に見れば、中心である心情(または目的)が先にあり、これを起点として、主体と対象が授受作用を行い、その結果、合性体または繁殖体(新生体)が形成されるのである。そのとき中心である心情を「正」といい、主体と対象が分立して、互いに相対する意味で、その主体と対象を「分」といい、合性体または新生体として現れる結果を「合」という。そしてこの授受作用の全過程を正分合作用という。
 正分合作用の「分」は分けるという意味ではない。すなわち「正」が半分に分かれるというのではなく、正を中心として、二つの要素が互いに相対するという意味である。神における分とは、唯一なる神の相対的な二つの属性が相対するようになることを意味する。その二つの相対的な属性が、正を中心として授受作用を行い、合となって一つになるのである。授受作用には自同的授受作用、発展的授受作用、内的授受作用、外的授受作用の四種類がある。

・神の属性の間に行われる授受作用には、心情を中心として性相と形状が授受作用を行って、中和体または合性体を成して永遠に存在するという自己同一的な不変なる側面と、目的(創造目的)を中心として性相と形状が授受作用を行って、繁殖体または新生体である被造物を生ずるという発展的な側面がある。前者が自同的授受作用であり、後者が発展的授受作用である。被造世界のすべての存在も、それと同様に、自同的授受作用と発展的授受作用を行っており、不変な側面と発展する側面を同時にもっている。
 このように授受法においては、すべての存在は不変性と発展性(可変性)が統一をなしているのである。

・神の性相の内部では、心情を中心として内的性相と内的形状が内的授受作用を行って合性体を成している。そのとき形成されるのが内的四位基台であり、それがすなわち神の性相の内部構造である。次に性相と形状が外的授受作用を行って合性体を成しているが、そのとき形成されるのが外的四位基台である。ここに心情の位置に目的が立てられれば、授受作用が動的、発展的な性格を帯びてくる。そのとき内的四位基台において、新生体としてロゴス(構想)が形成され、外的四位基台において、新生体として被造物が形成される。
 神におけるこのような内的四位基台と外的四位基台の二段構造は、そのまま被造世界にも適用される。

よく中心性と一体化と言う言葉を聞きます。
今回書いた、統一思想の内容を考えた時、この部分は、自己同一性に当たると思います。
発展性の部分は、個人の成長、個性完成、家庭完成、などになると思いました。
 
皆さんは、どの様に感じましたか?

次に、正分合作用についてです。 
 正分合作用とは
 すでに述べられているように授受作用は四位基台を土台として行われます。すなわち授受作用がなされるには、必ず中心と主体と対象および結果の四つの位置が立てられなければならないのです。言い換えれば、授受作用の現象を空間的側面から把握した概念が四位基台です。ところですべての現象は空間性と時間性をもっています。したがって授受作用の現象も時間的側面から把握することができるのであり、時間的に把握した概念が正分合作用なのです。つまり、授受作用を四位基台が定立される時間的順序に従って扱った概念が正分合作用なのです。まず中心が定められ、次に主体と対象が定められ、最後の結果が定められるというように授受作用を三段階過程から把握した概念が正分合作用なのです。
 『原理講論』に「四位基台は正分合作用によって、神様、夫婦、子女の三段階をもって完成されるのであるから、三段階原則の根本となる」(P55)とあるのも、四位基台は授受作用の空間的把握であり、正分合作用は時間的把握であることを示しています。したがって正分合作用の内容は、授受作用の場合と全く同じです。すなわち心情を土台とした目的を中心として、主体と対象が円満で調和的な相互作用を行うことによって合性体または新生体を成すという内容は、授受作用の場合と完全に一致しているのです。したがって正分合作用の種類も授受作用の種類と対応しているのであって、内的自同的正分合作用、外的自同的正分合作用、内的発展的正分合作用、外的発展的正分合作用という四種類の正分合作用があるのです。

授受作用の現象を空間的側面から把握した概念が四位基台で、時間的に把握した概念が正分合作用である。
全ての現象は、空間性と時間性を持っている事などから、神様を中心に、空間と時間が始まったと考えましたが、あなたは、どの様に考えましたか。

最後は、全ての創造は、二段階の発展的四位基台(原相の創造の二段構造)によってなされた。原相の構造の話しです。
 四位基台の構成
 (1)四位基台の構成要素
 原相における性相と形状の授受作用は中心によって二つの結果を生じます。一つは合性体であり、他の一つは新生体です。すなわち心情が中心の時は合性体となり、目的(創造目的)が中心の時には新生体を生じるのです。このような二つの結果は、被造物相互間の授受作用においても同じです。被造物の授受作用が原相内の授受作用に似ているためです。
 これは、授受作用に二種類があることを意味します。すなわち心情が中心で結果が合性体である場合の授受作用と、目的が中心で結果が新生体である場合の授受作用がそれになります。前者は性相と形状が授受作用をして中和を成す場合であり(『原理講論』P47)、後者は性相と形状が授受作用をして神様の実体対象を繁殖する場合(同上、P54)、すなわち万物を創造する場合をいいます。
 このような授受作用は被造物、特に人間においても現れます。人間は心と体の統一体ですが、それは目的(創造目的)を中心として性相と形状が授受作用によって合性体を成している状態です。

 合性体を成す場合の授受作用において、授受作用の前後の性相と形状は本質的に異なったものではありません。すんわち性相も形状も授受作用の前後で同じなのです。ただ両者が結合して一つに統一されただけなのです。 
 ところが新生体を成す場合の授受作用においては、授受作用をする前の性相と形状と、授受作用をした後に現れた結果とは本質的に異なっています。授受作用の結果新生体が造られるからです。
 ここで前者すなわち合性体を成す場合の授受作用を自己同一的授受作用または簡単に自同的授受作用といい、後者すなわち新生体を生じる場合の授受作用を発展的授受作用といいます。この両者を変化と運動という観点から見るとき、前者は授受作用の前後で性相と形状が変化しないので静的授受作用ともいい、後者は授受作用によって変化した結果として新生体が現れるので動的授受作用ともいいます。
 ところで、性相と形状の授受作用は、位置という観点から見るとき、実は主体と対象間の授受作用なのであり、それに中心と結果の位置を含めると、主体と対象の授受作用は結局、四位基台の形成なのです。したがって位置的に見るとき、自同的授受作用は自同的四位基台となるのであり、発展的授受作用は発展的四位基台となるのです。このようにして四位基台には合性体を成す自同的四位基台と、新生体を成す発展的四位基台の二つの種類があることが分かります。
 (2)内的四位基台と外的四位基台
 ところで四位基台には、そのほかにまた異なる二種類の四位基台があります。それが内的四位基台と外的四位基台です。この二種類の四位基台は授受作用に内的授受作用と外的授受作用があることから説明されます。
 「原相の内容」において、本性相は機能的部分と対象的部分の二つの部分からなっていること、機能的部分を内的性相、対象的部分を内的形状と呼ぶことを明らかにしました。すなわち本性相の内部に性相と形状があるということなのです。
 本性相を中心として見るとき、その内部にも性相(内的性相)と形状(内的形状)があり、外部にも性相(本性相)と形状(本形状)があるということになります。性相と形状が共通要素を中心として相対関係を結べば必ず授受作用が行われます。したがって外部の本性相と本形状の間のみならず、内部の内的性相と内的形状の間にも授受作用が行われるのです。前者を外的授受作用といい、後者を内的授受作用といいます。この内的授受作用にも中心(心情または目的)と結果(合性体または新生体)が含まれるのはもちろんです。内的授受作用によって内的四位基台が、外的授受作用によって外的四位基台が形成されます。

 本性相を中心とする内外の授受作用は、人間においては内的生活と外的生活に相当します。内的生活とは内面生活すなわち精神生活を意味し、外的生活とは他人と接触しながら行う社会生活をいいます。内的生活も授受作用であり外的生活も授受作用なのですが、内的生活は心の内部で行われる授受作用すなわち内的授受作用であり、外的生活は他人との間に行われる授受作用すなわち外的授受作用です。そして、その由来がまさに原相の内的授受作用と外的授受作用なのです。このように本性相に由来する内的および外的授受作用は、人間のみならず、すべての被造物の個体において例外なく現れているのです。
 すでに述べてきたように、性相と形状の関係は主体と対象の関係であり、中心と結果を含めた主体と対象の授受作用は四位基台を形成します。したがって位置的に見るとき、内的授受作用は内的四基台を意味し、外的授受作用は外的四位基台を意味します。すなわち、本性相は内外に四位基台を形成しているのです。原相における性相を中心として見た、このような内的四位基台と外的四位基台の構造を「原相の二段構造」と呼びます。そして被造物も原相の構造に似て、個体ごとに内外に四位基台を形成しているので、それを「存在の二段構造」といいます。
 (3)原相の二段構造と存在の二段構造
 すべての被造物は例外なく本性相に由来した内的および外的授受作用を現しています。言い換えれば、すべての被造物が存在するために、例外なく内的四位基台および外的四位基台を形成しているのです。原相における授受作用は、心情または創造目的を中心とした円満で調和的な相互作用です。したがって万物は例外なく創造目的を中心として、円満な内的および外的な授受作用をなして内的および外的な四位基台を形成しています。ところが人間は内的生活(精神生活)すなわち内的四位基台と外的生活(社会生活)すなわち外的四位基台の形成において、心情(愛)や創造目的を中心とすることができず、自己中心になってしまい、相衝、葛藤、対立、闘争、紛争などの社会混乱を引き起こしているのです。
 したがってこのような性格の社会混乱(現実問題)を根本的に収拾する道は、人間が内的および外的に本然の四位基台を形成することなのです。つまり本性相を中心とした内的四位基台および外的四位基台の理論もまた現実問題解決の基準になるのです。そのように、原相内の内的四位基台および外的四位基台は被造物の存在方式の基準になっているのです。
 以上で、原相における内的および外的な四位基台からなら「原相の二段構造」と、被造物における内外の四位基台からなる「存在の二段構造」について説明しました。創造の相似の法則によって「存在の二段構造」は「原相の二段構造」に似ているのです。

 先に四位基台には自同的四位基台とは発展的四位基台のほかに、内的四位基台と外的四位基台という異なる二種類の四位基台があることを明らかにしました。したがって四位基台は四種類あるという結論になるのです。実際には、これらが互いに組み合った次のような四位基台が形成されています。すなわち内的自同的四位基台、外的自同的四位基台、内的発展的四位基台、外的発展的四位基台です。

 3 すべての創造は二段階の発展的四位基台によってなされる
 ここで、次のような事実が明らかになります。第一に、創造には必ず二段階の過程があるということです。第二に、第一段階は内的な構想の段階であり、第二段階は外的な作業の段階であるということです。第三に、二段階の授受作用がいずれも同一の目的を中心として成され、必ずその結果として新生体を造るということです。ここで、第一段階は内的発展的授受作用の段階であり、第二段階は外的発展的授受作用の段階です。
 このような一連の原則はすべての創造活動に適用されます。すなわち生産、製作、発明、芸術など、いかなる種類の創造活動にも例外なく適用されるのです。それは、その基準が神様の原相にあったからです。それが本性相の内外の授受作用、すなわち内的発展的授受作用と外的発展的授受作用です。神様はまず一定の目的を立てられ、万物の創造を構想したあと、材料に相当する形状(前エネルギー)を用いて、構想したとおりに万物を造られました。ここで神様が構想する段階が内的発展的授受作用の段階であり、実際に万物を造る段階が外的発展的授受作用の段階です。
 以上、人間の創造や製作には必ずその前に構想がなければならないということ、したがって外的発展的授受作用には必ずその前に内的発展的授受作用がなければならないということが明らかになったのです。そして人間の構想の時の授受作用の原型は、神様の原相内の授受作用だったのです。

 原相内の授受作用は、必ず四位基台を土台として行われます。それゆえ四位基台の別名が授受作用であり、授受作用の別名が四位基台なのです。したがって神様の創造において、内的発展的授受作用が必ず外的発展的授受作用に先行するということは、内的発展的四位基台が必ず外的発展的四基台に先行して形成されることを意味するのです。言い換えれば、創造においては必ず内的発展的四位基台と外的発展的四位基台が連続的に形成されるのです。これを「原相の創造の二段構造」といいます。人間の場合、現実的な創造活動の時にも、内的および外的な四位基台が連続的に形成されます。そして人間の創造活動において、連続的に形成される二段階の四位基台を「現実的な創造の二段構造」というのです。

 ここで次のような疑問が生じるかもしれません。すなわち「創造には必ずまず構想が立てられなければならない」というように、分かりやすく表現すればよいのに、なぜ内的発展的四位基台とか、外的発展的四位基台とか、二段構造などの難しい表現を使うのか、統一思想はなぜ分かりやすい言葉も難しく表現しようとするのか、という疑問です。結論から言えば、それは統一思想が天宙の根本原理を扱っているためなのです。
 根本原理とは、霊界と地上界を問わず、存在世界に現れるすべての現象に共通に適用される根本理致をいいます。この根本理致すなわち原理は深くて広い内容を含んでいますが、それを表す用語はできるだけ簡単なものでなくてはなりません。その例の一つが「二性性相」すなわち「性相と形状」です。この用語は人間の心と体を現す用語であるだけでなく、動物、植物、鉱物、さらには霊人体や霊界のすべての存在がもっている相対的属性を表す用語です。そのように二性性相の意味は大変深くて広いのです。しかし二性性相の用語はそのままでは理解しがたいので、易しく詳細に説明する必要があるのです。そして時には例えや比喩も必要です。統一思想において扱う根本原理は五官で感じられない神様と霊界世界に関するものが大部分であるため、なおさらそうなのです。
 ところで、例えや比喩を挙げながら行う説明は、ただ根本原理を明らかにする手段にすぎず、根本原理それ自体ではありません。根本原理それ自体はあくまでも神様の「二性性相」または「性相と形状」なのです。同様に、「授受作用」、「四位基台」、「二段構造」なども根本原理に関する概念すなわち基本概念であるので、それらの用語を取り除くことはできません。「内的発展的四位基台」、「外的発展的四位基台」、「創造の二段構造」なども、そのような根本原理を含んだ概念なのです。
 さらには「一分一秒を惜しみながら生きなければならないこの忙しい時に、そのような難しい概念をわれわれが学ばなければならない必要があるのか」という疑問もありうるでしょう。それは、そのような基本概念を正しく把握することによってのみ、現実のいろいろな難問題を根本的に解決することのできる基準が明らかになるためです。

 4 外的発展的四位基台の構成要素
 次は、再び本論に戻って、「外的発展的四位基台」の説明を継続されています。先に人間の創造活動において、外的発展的四位基台は必ず内的発展的四位基台の次の段階として形成されるので、そのような二段階過程を「現実的な創造の二段構造」といいましたが、神様の創造においても、同様な創造の二段構造が形成されます。本性相の内外において形成される内的発展的四位基台と外的発展的四位基台がそれなのです。これは原相内において創造の時に形成される四位基台であるため、「原相の創造の二段構造」といいます。
 原相内の内的発展的四位基台については、すでに「内的発展的四位基台」の項目で詳細に説明しましたので、ここでは説明が省略されています。ただ内的発展的四位基台の四つの位置において、中心の位置には目的が立てられ、主体の位置には内的性相(霊的統覚)、対象の位置には内的形状、結果の位置には構想が新生体として立てられるということ、主体と対象の授受作用は考える過程すなわち観念の操作の過程であるということを想起するだけにしています。
 原相内の外的発展的四位基台も四つの位置、すなわち中心、主体、対象、結果から成るのはもちろんですが、そのときの中心は内的な四位基台の場合と同様に心情に基づいた創造目的であり、主体は本性相であり、対象は本形状です。そして授受作用によって形成される結果は新生体としての被造物なのです。

今回は、ここまでです。
統一思想を中心にまとめましたが、統一思想の私の解釈が、不足の部分があると思いますが、このブログを書きました。
私自身、統一思想をもっと深く、広く理解出来るように努力します。
このブログ内容は、統一思想の一部分を私なりに解釈してますので、正しい統一思想を理解していただくために、統一思想要綱を読む事を願います。

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神様(天の父母様)と真の父母様に感謝します。
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