人間の生と霊魂の世界
第一章人生の行くべき道
三 地上生活の価値
習慣性は、永遠にそのままです。そのように難しいものなのです。しかし、地上では直すことができます。今まで習慣になったことよりも、もっと新しいことを習慣化させれば地上では清算できます。今、しなければなりません。今、しなければ霊界に行って問題になります。霊界に行って引っ掛かってしまうのです。(289・208,1998.1.2)
聖書の、「地で結べば天でも結ばれ、地で解けば天でも解かれる」という論理も、このような二重構造の一体性を知ることによって解明できるという結論が出てくるのです。今日、私たち人間は肉身をもったこの期間が本当に、どれほど貴重なのかを知らなければなりません。神様も復活させることができ、宇宙も復活させることができ、全天下を統一し得る期間は、肉身をもっているこの期間しかないという結論になるのです。
神様と万物を合わせても、この肉身世界と取り替えることができないのです。なぜそうなのでしょうか。神様とこの宇宙を合わせても、肉身をもった人間がいなければ完成できないためです。それゆえ、今日私たち人間の体がどれほど貴重なのかを知らなければなりません。それは素晴らしいでしょう。(91・191,1977.2.13)
60を越えれば下野し、故郷の農村に帰って土地を耕し、霊界に行く準備しなければなりませんが、その準備が忙しいのです。ですから精誠を尽くして先生のように農村に埋もれながら、農村を指導できる、このような責任を果たさなければなりません。
ですから、趣味産業、趣味生活をやり終えて霊界に行ってこそ、高い霊界に行くことができ、情緒的な人になって霊界の舞台を活用できる皆さんとなるのです。どうですか。(289・193.1998.1.2)
鹿のような獣も育ててあげ、魚も育ててあげ、それから穀物も自然と人工を交えて育て、すべて育てるというのです。それがどれほど素晴らしいでしょうか! 神様が創造したすべてのものは何であっても再生させ、それを願いながら神様を考え、自然と調和を成し、このすべてのものがお互いに助け合って生き、趣味をもって暮らしたのちに霊界に行くのです。
このようにすることによって、都市集中の世界をすべて分散できるのです。何の話か分かりましたか。(252・210.1993.12.30)