内的形状は本性相内の対象的部分をいうが、それはいくつかの形の要素から成り立っている。そのうち重要なものは観念、概念、原則、数理である。
① 観 念
観念は性相の中にある被造物一つ一つの具体的な表象、すなわち映像をいう。
人間は経験を通じて客観世界の事物一つ一つの具体的な姿を心の中に映像としてもっているが、その映像がまさに観念である。人間の場合は経験を通じて観念を得るが、神は絶対者であるために本来から無数の観念をもっていたと見るのである。
② 概 念
概念は抽象的な映像、すなわち一群の観念に共通的に含まれた要素を映像化したものをいう。例えば犬、鶏、牛、馬、豚などの観念において、共通の要素は「感覚をもって運動する性質」であるが、これを映像化させれば「動物」という抽象的な形を得るようになる。
それが概念である。概念には種概念と類概念がある。
③ 原 則
原則は被造世界の自然法則および規範(価値法則)の根本原因となる法則であって、数多くの自然法則と規範は、この原則がそれぞれの自然現象と人間生活を通じて現れる表現形態なのである。
あたかも植物において、一粒の種が発芽して幹と枝が伸び、数多くの葉が繁るように、一つの原則から数多くの法則(自然法則と規範)が現れるようになったと見るのである。
④ 数 理
数理は数的原理という意味であって、自然界の数的現象の究極的原因をいう。
すなわち内的形状の中には数的現象の根源となる無数の数、数値、計算法などが観念として含まれているのであり、それが数理である。
ピタゴラスが「万物の根本は数である」というときの数の概念、また量子力学の大成に貢献したイギリスの物理学者のディラックが「神は高度の数学者であり、宇宙を構成する時、極めて高級な数学を使用した」というときの数の概念は、すべて内的形状の数理に該当するということができる。
感謝します。
神様の真の愛を相続しょう
ありがとうございます。
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